アングルやスタンス幅は、スノーボーダーにとっては永遠の課題ではないでしょうか。カービングやフリーランを中心にする人は、両足前向きにする人が多いと思いますし、グラトリやジブ系で遊んでいる人はダックスタンスが多いと思います。
何をやるかによって、アングルやスタンス幅は変更すると思いますが、ネジを緩めて締めなおすというのはゲレンデではやりたくない作業ですので、多くの人は一度決めたアングルとスタンス幅で滑っていると思いますが初心者の人はどのようにすれば良いのかを考えてみました。
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初心者のスタンスは両足前向き
初心者のスタンスは基本的には、両足前向きで良いです。はじめは木の葉落としからやるということで、ダックスタンスにする人もいるかもしれませんが、木の葉落としくらいなら両足前にふっていても全然できます。 まず初心者がやるべきことは、レギュラー(グーフィー)の前向きでターンをできるようになることです。
はじめはスケーティングやリフトの乗り降り、木の葉落としをやっていくでしょうが、ターンをするとなると両足前向きのほうが滑りやすい人が多いからです。 特に体が硬い人は前向きにしなければ上達が送れると思います。
一般的に言われているスタンスは、「前足24~15度、後ろ足10度~0度。スタンス幅は肩幅」くらいが良いと言われています。前足に関しては、スケーティングがやりやすい角度に合わせると良いでしょう。初心者だと24度までふっても良いでしょうが、初めは中間くらいの18度でも良いと思います。やりにくかったら、もう少し+にふるかーにふるかをあなたが体感で決めるようにしましょう。
後ろ足の角度は、前足の角度から-15度くらいが足がつかれにくいと言われています。30度以上角度をつけると膝を壊しやすいと言われているので、あまり広げないようにしましょう。
管理人は、「18度、0度」でやっています。初めはプロスノーボーダーのスタンスを真似して「12度、-9度」くらいでやっていましたが、管理人は体が固く合わなかったです。両足を前向きにしたらかなり滑りやすくなりましたし、カービングもできるようになりました。ーにふっているからと言ってカービングターンができないというわけではありませんが、+から始めることをおすすめします。
スイッチ(フェイキー)はやらなくていい
若い人に多いと思いますが、「あのプロスノーボーダーみたいに、スイッチでもかっこよく滑るぜ!」と思っている人。上達が遅くなるのでまずはレビュラー(グーフィー)で滑れるようになってからスイッチを練習するようにしましょう。初めのうちからスイッチも練習していると、前向きでも中途半端なのに滑れるはずがありません。
そのうち上達するでしょうが、レギュラー(グーフィー)を中心に練習している人に比べると、上達がかなり遅くなるでしょう。プロスノーボーダーでも、スイッチで滑る時間は少ないでしょう。一日滑って半分もスイッチで滑る人はほぼいないと思います。
早く上達したいと思っているなら、まずはレギュラー(グーフィー)で基本から練習していきましょう。
レギュラー(グーフィー)スタンスでカービングターンまで覚える
スノーボードを始めると、「ジブでかっこよく技を決めたい!」とか「10mキッカーでくるくる回りたい!」とか思いますよね。管理人も飛びたいし、バックフリップとかかっこよく決めたいです。
しかしカービングターンもできないような人が、ビッグキッカーを飛べるかというと、そのうち怪我をする可能性が高くなるでしょう。スノーボードの基本はカービングターンを覚えるまでと言われています。
エッジコントロールをできないような人は、ビッグキッカーを飛ぶと危ないですし、グラトリやジブでも苦戦することが多くなるでしょう。プロスノーボーダーの動画を見てもらえればわかりますが、エッジはかなり重要なものです。グラトリする時でもエッジを立てますし、キッカーを飛ぶときも先行動作をコントロールするためにエッジを立てています。
基礎技術を鍛えることで、グラトリやジブもどんどん上達します。逆に基礎(土台)ができていないのに、上に登れますか?
一軒家を建てるときの基礎ではビルは建ちませんよね?あなたがプロスノーボーダーになりたい。プロスノーボーダーくらい上手くなりたいと思っているなら、ビルが建つくらいの基礎技術を身につけましょう。
まとめ
スイッチは滑るなと言っていますが、ずっと根を詰めて滑っていても楽しくなくなってしまいます。ですから、たまにスイッチを練習するのは全然OKです。しかし、まずは上級者コースでも滑って降りてこれるくらいまでは、レギュラー(グーフィー)をトコトン練習しましょう。
基礎さえできてしまえば、スイッチの上達も早くなりますし、今後のやりたいことの幅が広がってきます。
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